8月に至ってしまった。腰を据えねてやらねばならないことが山積している。腰がいくつあっても足りない。ドンキで買ってこよう。
朝のそぞろ歩き中、近所にある鈴木信太郎記念館の鈴木信太郎って、プルースト『失われた時を求めて』の完訳を果たした鈴木道彦のお父さんだったんだ、と知る。もう何百回と前を通っているのに。ボーッと生きすぎである。
宝島社さんから『このホラーがすごい! 2026年度版』の原稿料が入金されていた。早速、池袋ジュンク堂に本を買いに行く。本を書いてお金を得たら、それ以上に本を買わなければならない。これはモズフレ・黒史郎さんから学んだスタンス。買ったのは以下の四冊で、気づいたら全部怪談ホラー関係だった。
・小池壮彦著/朝宮運河編『怪奇の断片 怪奇探偵・小池壮彦ルポルタージュ傑作選』(二見書房)
・A.M.バレイジ/植草昌実編訳『誰かがいる部屋』(新紀元社)
・福澤徹三『いわくつき 日本怪奇物件』(ハルキ文庫)
・アンソロジー『その他の危険』(新潮文庫)
ここ数日読んでいた東亮太さんの『こわいハコ』(KADOKAWA)を読み終えた。後半はほとんど一気読み。ずっと楽しみにしていて発売日前日に神保町の書泉グランデでフラゲしていたのに、なかなか読む時間を作れなかった。最近はお仕事で読む本が増えてきてそれはそれでうれしいし勉強になるのだけれど、二十代の頃のいい加減な読書生活が懐かったりもする。
『こわいハコ』はとてもおもしろかった。あらすじは省くが、すべてのエピソードが実に凶悪で、予想の3倍くらいひどいことが起きる。構造というかモキュメンタリーとしての建て付けも見事というほかなく、結構複雑な枠物語のはずなのに、ぐいぐい読ませる。怪談好き、妖怪好きはとうぜん必読。
LINEでかぁなっきさんとも話したのだけれど、ここ数ヶ月は特に出色というべきホラー作品が多く出版されている気がする。いいぞもっとやれ。
Xにて、朱雀門出さんや黒史郎さんと人体が裏返る話で盛り上がる。人体裏返し界隈は存在する。わたしは以前「モズマの恋」という掌編をもう書いてしまったが、いずれもっとバリバリと人体が裏返る話を書いてもいいな、と思っている。
お昼は池袋の天成で天丼。暑かったので瓶ビールも入れる。ここの天丼はタレ甘め、衣薄めでわたし好み。週一くらいで食べたい味。
夜は冷蔵庫でキンキンに冷やしたピーマンに肉味噌を載せたもの、冷奴にキムチと納豆を載せたものを食す。飲酒。